研究環境について
研究環境はどんな感じですか?
実験台の個々のスペースに加え、個人机も一人ずつに割り当てています。特に、実験室以外に居室を用意してお
り、データ処理は、各個人の机を使用して行えるようになっており、自分のスペースを確保して、じっくりと研究に
集中できるよう設計されています。
研究に必要な機器類も、研究室の発足当初に比べて、かなり充実しました。合成に使用するHPLC、FT-IR、
元素分析、合成した錯体の機能や性質の解明に有用なサイクリックボルタモグラム(CV)、ガスクロマトグラ
フ(GC)、分光スペクトル(UV-Vis-NIR)、イオンクロマトグラフ(IC)を当研究室で所有しています。これに加
えて、機器分析センターに設置されている、NMR、単結晶構造解析装置、粉末X線回折装置、熱分析装置(TG)、
示差走査熱量分析装置(DSC)、ESR、質量分析装置、などが使用可能です。また、得られた化合物の構造や機能
を分子軌道レベルで理解する為に、高度な分子軌道法プログラムパッケージ SPARTAN、および DV–Xαプログラム
を使用しています。
これまでの研究成果をもとに発展させた研究課題が、科学研究助成金、財団研究助成、および経済産業省からの
公募予算などに採択され、研究に必要な予算を確保しています。
研究室の雰囲気はどんな感じですか?
和気あいあいとした研究室で、実験室や控室でも話し声が絶えない明るい研究室です。個人のペースで実験を行う
ことが多いので、自己管理のできる人が多いと思います。また、研究熱心な人が多く、研究内容のディスカッション
も盛んに行われています。